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  • 執筆者の写真太子

「明日、私は誰かのカノジョ」を読んで

こんにちは。

このブログを書くのも随分と久しぶりな気がします。


***


私は現在、


「明日、私は誰かのカノジョ」


という漫画を読んでいます。


控えめに言ってめちゃくちゃ面白いです。

読んだ後、一日中その漫画のことを考えてしまうくらいに。

そして続きが読みたくてたまらなくなるくらいに。


読むと心が抉れるのに、憧れて哀れんで同情して嫉妬して……そしてやめて欲しい程の共感を強いてくる。

これは表現の暴力です。

だけど、その暴力が、私を虜にして止まない。


軽く内容を説明すると、色んな女の子たちが主人公になるオムニバス形式のお話です。

表紙をパッと見ればわかるとおり、キラキラした子たちです。

でも、彼女たちは一人残らず闇を抱えている。

舞台が歌舞伎町の時点でお察しですね。

章ごとに主人公が変わりますが、それぞれの女の子たちは「レンタル彼女」「パパ活」「整形依存」「ホスト狂い」……もう、重そうなワードがズラリですね。

内容も、重くないわけがない。


私はまだ途中までしか読めていませんが、「整形依存」の子のところまで読み進めました。


共感の、嵐。


整形こそしていないけれど、まんま私の思っていることです。

そして、その頭に渦巻く強迫観念のせいで、私はコロナ以前からマスクを外して外に出れない。

一方、漫画の彼女は整形依存。

要は病気です。

恐らく彼女も「醜形恐怖症」でしょう。


周りの人の顔も、自分の顔も気になって仕方がないのです。

他の人の顔を見て、「ああこの人、ここもっとこうしたら良くなるのに」「勿体ない」「私なんてもっと酷い」「私よりスタートラインが遥かに上なのに、その程度で満足してるんだ」「気づかずずっとそのままでいて下さい」


これは、私の話です。

そして全国の、全世界の、自分の顔がコンプレックスの女の子の話……。

自分の見た目の悩みを相談した時、「誰もが通る道、若いね」なんて言われたことがあります。

そうじゃない。

違います、全然。一緒にしないで。


そんな、生易しいものじゃないから。


…書いていて精神的に疲れてしまったので、感想文はここまでとさせていただきます。


興味を持たれた方がいたら、読んでみてください。

地獄が見れます。


***


此よりは地獄、「明日カノ」公式ページです。

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