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  • 執筆者の写真太子

黒澤明監督の「七人の侍」の感想メモ書き

演劇の宿題を先延ばしにしていて今から(現在22時26分)慌てて見ることになった。

この映画、3時間半もあるらしい嘘やろ。

集中力持つ自信が早速ないが頑張って見るよ…。

白黒でセリフも聞き取りづらく、人物名や状況を正しく受け取れるか分からないことを先に言っておきます。

そしてネタバレ満載です、ご注意を!


***


・怒ってる役者さんに青筋浮き出ててすごい、本当に青筋立ってる人初めて見た…


・座っている4人に対してのカメラの回し方

恐らく少なくとも序盤では重要そうな人達なのにあっ、いたんだ!と思わせる存在感のなさ、悲惨さ


・定点カメラで気弱そうな人物をアップにし、後ろからワーワー言う荒っぽい数人、という構図は羅生門でも見ましたね

漫画の一コマ感を感じました


・痩せこけ肋が浮きでた老人

大変な体作りだっただろうなあ…


・盗人の叫び声は鬼気迫る迫真の演技


・菊千代が可愛い

三船敏郎さんは魅力的なキャラクターを演じますね


・正座で下からチラチラ長老を見る自信のなさの名演技


・「拙者の望みはもうちょっと大きい!」

可愛いセリフ…

そういうシーンじゃないのはわかってるけど…

でもなんとなくいい人そうな気はする


・「金にも出世にもならん難しい戦がある。付いてくるか?」→「はい」と即答

「今度こそ死ぬかもしれんぞ」と言われて人懐っこくにっこり

勘兵衛を相当慕っているのかな


・菊千代、一人称が「俺様」なのか…

可愛いな…


・菊千代を笑う侍たち、バカにしている感じには見えない

なんか微笑ましい感じ


・志乃さんが髪を切る為に追い回されるのは見ていて心が痛んだ…


・勝手についてくる菊千代、姿が見えなくなる

「諦めたのかなぁ」「ついてこないとなると少し寂しいなあ」

菊千代、笑いながら前から登場

「ちくしょー」と和気あいあい

可愛い


・勝四郎、お花をつんでいる

可愛らしい


・そっか、藁で寝たり水たまりで身だしなみ確認したりするのか…!


・「自分のことしか考えない奴は自分の身を滅ぼす」

タイムリーだな…


・菊千代が竹槍斜めにもってる農民の竹槍をまっすぐ持たせる

カメラが引きなのも良い

これも漫画感ある

とても可愛い…


・女性が泣く役割に置かれてる感じがしてなんか嫌だ…時代柄仕方ないのか


・ヒロインが母方の叔母さんに似ていた(どうでもいいけど…)


・見張りの「誰だー!」が迫真

凄く叫ぶねこの映画


・口を塞がれて「うー!」という菊千代

可愛い


・バックで菊千代がバタバタしてるカメラ

本当魅力的だ


・一番慕われているキャラクターを真っ先に殺すことにより、自然と団結が高まる上手い流れだと思った

菊千代がキャラクターとしてあとを引き継ぐ形になるのだろうか?


・「それから…」「種子島!」「…ふっふっふ」

勝四郎の子供らしく一生懸命な面とそれに微笑む優しい勘兵衛


・「とっつぁまは水車小屋から出ねぇ、死ぬ気だ!」2段階で竹槍を持つ村長に背中から近寄るカメラ

とても村長の人生を感じる素晴らしいカット

水車小屋に深い思入れがあることが伺える…と言葉にしてしまうと陳腐だな…

素晴らしいカットでした


・菊千代、先に脳みそにアドレナリンとか分泌されちゃうタイプなのかな…?

豪放磊落、なるほど


・菊千代、戦争孤児だったのか…

だから赤子を助けた勘兵衛さんに着いてきたのかな


・久蔵さんの貴重な笑顔のシーン


・コミカルな菊千代火縄銃強奪シーン

シリアス

映画の構成が上手い


・夜のフクロウの声が最高

これは個人的な感想ですね…


・燃え盛る日を間に置いた男女

情熱的ですね

音楽も色っぽい感じ


・カメラに写る僅かな時間と体の部位でしっかりキャラクターを出してくる


・黙り込む万歳

その名を口にしたくもない、か

一気に老けたように見える

名演技


・雨の中泣き崩れる志乃と黙って立ちすくむ勝四郎

雨が降っている、逢瀬前の対比、発見して嬉しくなった


・倒れた仲間を担いで逃げる様がリアル…


・死に様が一瞬であっけない

菊千代の死→終戦→勝四郎の号泣→暗転してすぐ明るい村行事

ここはきっと観客は呆然としながら見るのだろう

からの土の墓、そして吹きすさぶ風、土埃


音頭を取るのは利吉?村人は、強いな…


「勝ったのは百姓たちだ、わしらでは無い」


あと引く終わり方

良き映画でした

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