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  • 執筆者の写真太子

逃亡


今晩は。

僕は今逃げている。

逃亡も逃亡、死ぬ程格好が付かない。

これが本心なのかも分からない。

でも格好悪い癖に、僕はいつものように格好付けているのだ。

手足を投げ出して寝転がって居る癖に胸を張ろうとしているのだ。

僕は弱くて醜い自分とずっとずっと向き合ってきたつもりだった。

僕は膝を抱えて蹲る自分を蹴り付けていたのだろうか?

僕はどうやら傷だらけで、息をするのもやっとかもしれないが、この世に生を受けた限り傷つくのが定めらしい。

なんと理不尽。

なんと不条理。

僕は生まれ落ちた以上傷つき続けるのだ。

これは僕の嘆きであるが、詩的な表現で彩り誤魔化したエゴである。

僕は今きっと深海で、海面を見上げているのだ。

何故だか吸える息を吐き、僕は輪っかを作っているのだ。

その輪がただ海面へ向かって旅するのを眺め、やがて見えなくなるとまた息を吐くのだ。

僕は一生懸命やってきたのに、と。

何処で間違えたのだろう、と。

これは何とも醜い姿だ。

もう海面へは上がれない。

このまま泡と消えてしまった方が余程美しいだろう。

こんな文章を書いている僕が、一番醜悪なのだから。

僕は最低で最悪の糞野郎だ。

そんなのは前から分かって居たが、いよいよもって否定ができない。

赦してもらおうなどとは思わない。

こんなのは

自慰


同じなのだから。

醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜い醜いなんと耐え難い。

自分を殺してしまいたいが、そんな勇気も無いのだ。

気持ち悪いべっとりとした塊のような、そんな僕なのだ。

しかし。

自虐というのは心地が良いものなのだ。

僕は胸の内に暗い悦びを感じている。

果たすべき事から逃げて逃避で自己陶酔の文を書き殴る僕は、きっと、今世界一醜いのだ。

生きている価値など無い。


きっと明日には今日のこれは恥になっている。

僕は今自ら黒歴史を作っているのだ。

僕は誠実では無い。

勿論優しくも無い。

ただただ自分勝手で愚かで卑怯でその癖生きている。


嘲笑うがいい、見下すがいい、好きにすればいい。


こんな事すら強がりなのだ。

僕は本当は今すぐ逃げ出したい。

全ての責任を投げ出して何処かへ行ってしまいたい。

その理由は分からなくていい。

死んでしまいたいのだ。

面倒過ぎて。

自分が全て悪いことにして消えてしまいたいのだ。


きっと読む人は不愉快になるだろう。


僕には何も無いのだから。

いつものように自己嫌悪を空っぽの癖痛む胸から吐き出すだけなのだから。

僕は今どういう気持ちなのだろう。

僕のこれは今、僕の本音なのだろうか。

胸が痛いのは何故なのだろうか。

気持ちが悪いと打たれるだけなのは。

僕の頭は死んだ。

僕の心は死んだ。

これを書いているのは抜け殻なのだ。

これが発見されるのは、今では無い。

耐えよう。

耐えようか。

誰にも見られず見つからず、僕は耐えきって魅せようか。

は、魅せられるのは誰だと云うのだろう。

きっと、僕は今、世界で一番気色が悪い。

変わろうとしても変わろうとしても同じ場所に戻ってくるのは何故だろう。

前世の業、

そんな大したこともして無いだろう。

僕の心がこのままぎゃりぎゃりと削れて削れ切ってしまえれば、それが一番面白いのかもしれない。

これを書いている僕は今、傷ついているのだろうか。

僕は今空っぽの気持ちだ。

やるべき事からただ逃げている。

そんな自分を責めてみる。

そして何も無い。

ただ淀んだ沼のように静かか。

深海のように暗いか。

僕は

僕は

僕は詩的な文章が書けると思った今ならこの現実逃避のさ中なら僕は何かを為せると思った僕は今を何科に変えようと思った僕は何がしたかった


大して辛くは無いのだ。

だから。

書けるのだ。よ。

本当に追い詰められていたら書かないものなのだ。

だから僕は平気だし、元気、はは、元気、なんだそれは?

僕はなんだと言うんだ?

僕が何をした?

僕が何故こんな目に合わねばならない?


領域侵犯をしたからだ。

僕は謝らねばならない。


しかし謝りたくないのだ。

今まで何度下げたくもない頭を下げてきたが分からないが、この卑怯者は謝りたくないと言う。

僕は何かを狙って書いたのか?

僕は善い人にも悪い人にもなれない。

失望したが。

この僕に乗っているのは僕で。

僕は


逃げている。

腹が痛いのだ。

だから。

胸が苦しいのだ。

だから。

頭が働かないのだ。

だから。

だから、だから、あらゆる言い訳を並べ立てて僕は逃亡している。


辛くも無い癖に、空っぽの癖に、僕はこんなものを書いているのだ。

傷ついたからでは無い。

腹が立ったからだ。

しかしその怒りをぶつける選択肢は無い。

何にもならない。

惨めになるだけだ。


きっとこれは順当に行けばお蔵入り、行かなければいつか公開されてしまう。

この文章は読まないほうがいいのだ。

何にもならない。

自虐、ウザい、消えろ、それだけなんだ。

何にもなれず何も成せない僕は何故生きているのだろう 。

僕は意味なんかないと思っている、よ。

書きたいように書くだけ。

ここでなら僕は自由か?

僕は非難されるべきなのだ。

それが一番楽だから。

手揉みをして上目遣いで媚びているのか?

これ以上醜くなってどうするんだ。

いつも元気では居られない。

いつも強くは居られない。

ならば僕は敢えてそれを出そうじゃあないか。

露悪的とも呼ばれる僕の嫌悪を見せようじゃあないか。

ぐっちゃぐちゃでしっちゃかめっちゃかな癖して何処かへ這ってゆこうとする。


僕は何処へ行くのか。

何をするのか。

見せられはしないのだ。




僕に踏み込みすぎなんだよ、あんたは。

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