僕がなりたい「吸血鬼」の話
- 太子
- 2021年5月3日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年5月4日
初めての方もそうでない方もこんばんは、太子だよ。
僕のブログを見に来てくれたってことは、やっぱり「吸血鬼」に興味があるんじゃあないのかな?
という訳で。
最初の記事は僕がなりたい「吸血鬼」の話にしようと思う。
そうだね、まずは……「吸血鬼」って聞くと何を思い浮かべる?
紅魔館の人々
コウモリの羽
ルーマニア
赤と黒
血を吸っている
こんなところだろうか。
いや、これは僕の同居人に聞いたら返ってきた答えなので一般的では無いのかもしれない。大体紅魔館の人々って紅魔館に吸血鬼は二人しか居ないじゃあないか。
まあ、そんなことはいいんだ。そう、どうでもいい。吸血鬼が一般的にどう思われる存在かなんて、僕にはどうでもいい。
人には人の乳酸菌があるように、人には人の吸血鬼、僕には僕の理想の吸血鬼像がある。
だから、この記事のタイトルも「僕がなりたい」吸血鬼の話なわけ。
さて、やっとここから本題だ。僕にとっての理想の吸血鬼像。それは、
圧倒的強さ、そして圧倒的弱点ッッッ!!!
そう、「僕の思う」吸血鬼にとって何より大事なのは圧倒的強さと圧倒的弱点だ。
強い、強い、めちゃくちゃ強い。
JOJO三部でもDIO様は圧倒的強さで承太郎達を追い詰めている。僕もアニメを見ていてこれどうすんだよもうダメだァ!!!とオロオロしたし、同居人もパワプロをする手を止めて固唾を飲んでいた。
しかし、そんなシビアコな強さを誇るDIO様も「ちょっとでも朝日を浴びると塵になってしまう」という致命的な弱点を抱えている。
話は変わってしまうが、僕自身も大きな弱点を抱えている。
僕は人が怖い。
一人で外出が出来ない。
誰かに付き添ってもらえれば外出は出来るけど、もしすれ違った人が笑っていたら自分が笑われたと思い込む。目が合おうものなら脚が竦む。駅のホームでパニックを起こし泣き出して以来、駅構内アナウンスが鳴るだけで飛び上がることもある。
これらは僕の過去のトラウマから来るものだから、弱さとは言わないのかもしれない。
しかし、僕が生きる上においては非常に厄介な「弱点」だ。
勿論悩んだし今も悩んでいる。折角大好きな友人にアフタヌーンティーに誘って貰っても、周囲にいる人が怖くて参加出来ない、なんて余りにも悲しいでしょ?
そういう時、僕は思うんだ。
もし僕が強かったら、人なんか全然怖くなかったら、それこそ人間なんか血を吸って眷属にしちゃう吸血鬼だったなら、って。
そして、いつからだろう。
お供の蝙蝠を引き連れて、満月をバックにマントを広げる「誰か」を想像するようになった。
「強さ」と「弱さ」を併せ持つ、夜の帝王。
恐怖の象徴である闇夜を統べれども、朝日で屠られてしまう儚い存在。
弱いまま強い、不完全なまま気高い。
これって本当にカッコいい。
とんでもなく魅力的じゃあないか。
僕は人間だけど、吸血鬼に憧れたっていいじゃあないか。
僕は「弱点」を暫く克服できないと思う。
だけど。
その「弱点」を抱えながら、付き合いながら、やりたいことを、なりたい夢を、諦めない。例え誹謗中傷されることがあっても
「人間風情がなんか言っとるの〜(笑)」
と、足を組んで真紅のワインが入ったグラスを優雅に回せるようになりたい。
お供の蝙蝠を引き連れて、満月をバックにマントを広げる「誰か」。
その「誰か」を、いつの日か「僕自身」にしてみせようじゃあないか。
こんにちは。梶野です。
遅くなり申し訳ございません。「圧倒的弱点」で笑いました。
そうですよね…吸血鬼にも弱点あるんですから、私たち人間に弱点あって当然のことですよね!